2006年11月12日

【トシ・石ころ二人展】 ワンモワ〈秋も一箱古本市〉

10月22日(日)下町、谷根千界隈で開催された
〈秋も一箱古本市〉をもう一度元我堂で再現します。
特別ゲストとして元・元我堂店長【旅猫さん】も特別参加か!?

toku01.jpgtoku02.jpg

発表!
初参加の石ころさんが二冠達成。
南陀楼賞&売上げ第三位の栄誉に輝き賞金?円を懐に。
兎に角快挙です、これも日頃の皆さんの暖かい御支援の賜物です。

(木曜日店長/トシ)
posted by 元我堂 at 22:33 | 東京 ???? | コメント(0) | トラックバック(0) | ■特集

無事終了

ご報告が遅れましたが、
先のブログでもお知らせしました「秋も一箱古本市」が無事終了いたしました。
石ころ書房が出店した大家さんは長い長い坂を上りきった処にある、宗善寺。
のんびりとした雰囲気の中、閉店間際の雨に打たれるまで
当日は終始心地よい気温が続き
日がな一日、本を売るという行為を大いに楽しむことができました。

ishilkoro_02.jpg

最近は本命の美術本よりも他ジャンルがおもしろく
今回の古本市では主に灰汁の強い乙女本と妖怪本を詰めました。
目が悪い私は普段お店で番台に座っていても、
お客様がどんな本を手にとっているのか全く見えていないので
自分の用意した本が目の前の前で売れていったり売れていかなかったりする様は
元我堂で店番をしている時の数倍刺激的でした。
本を手にしたお客様の表情が間近で見られるのは何とスリリングなことか。
良い経験をさせていただきました。

tabineko.jpg

私のお隣は元我堂の先輩、旅猫書房さん。
開店前、石ころがお手洗いから出てくると、
何故か旅猫さんが黒い割烹着を着、頭には手拭いをかむってにこにこしている。
旦那様の為五郎さんも一緒ににこにこ。
箱の中には本に混じって牛乳瓶…。はて?
なんと今回の旅猫書房のテーマは給食当番なのでした。
何処で入手したのかアルミの牛乳箱にはちゃんと1年2組と書かれ、
懐かしや牛乳瓶の紙ラベルも一緒に販売されておりました。
反対側のお隣、古書無人島さんではミニコミ「モツ煮狂い」が大人気。
後でゆっくりと思っていたら、もう最後の1冊とのこと。
急いで購入させていただく。
最近きちんと読み直してみたら、Kさんの書かれたモツ煮論文がとても深く、
その柔らかな眼差しにしみじみとしてしまった。
貴重な巻末のモツ煮レシピも嬉し。

toshi_01.jpg

まるふじ前で出店した木曜日店長としおさん
なにやら楽しそう。
元我堂でも良い本を適切な値段で出しており、最近めきめきと売上上昇中。
当日は本と一緒に古いこまものも販売、随分と冊数をさばいたそうです。
見に行きたかったなぁ。

宗善寺には古本系ブログで有名な退屈男さんや晩鮭亭さん、
なんと岡崎武志さんまでもが揃って箱を並べているという超豪華ゾーンがあり、
わんさかわんさか人がやって来くる。
途中、勇気をだして岡崎さんに古本のパワーを分けていただくため
握手を強要したり、佐野繁次郎本だけを出品していた晩鮭亭さんには、
私の箱の中に入っていた題字・佐野繁次郎の石垣綾子「女は自由である」と
大好きな横光利一の「旅愁」を交換していただいたりしてもらったり。
普段は字面だけで想像していた方々のお顔を拝見できるのも一箱古本市ならでは。

ishikoro_03.jpg

16時頃になるとずっと我慢しているらしかった雨がとうとう降り出し、急いで撤収。
その後の報告会では、なんと石ころ書房は売上第三位、
金沢からいらっしゃったBOOKRIUMさんとご一緒に
主催社の河上さんの南陀楼綾繁賞までいただいてしまったのでした。
びょー。
売れると思った本が売れず、逆に売れないとふんでいた類の本が出たりと、
お店を離れての今回の古本市は勉強になる点もたくさんあり、
参加できて本当によかった、よかった。
当日ご来店いただきました皆様、本を買ってくださった皆様、
どうもありがとうございました。
運営サイドの皆様、お世話になりました。
本当にお疲れ様でした。

*お買いあげいただいた本*
・ふるさとの妖怪(水木しげる/社会思想社/昭和63年初版)
・妖怪不思議話(水木しげる/扶桑社/平成7年初版・帯)
・日本妖怪変化史(江馬務/中公文庫/昭和53年3刷)
・妖怪談義【柳田國男選集5】(柳田國男/修道社/昭和47初版)
・反少女の灰皿(矢川澄子/新潮社/昭和56年初版)
・ユリイカ矢川澄子・不滅の少女(青土社/第34巻第13号10月増刊号)
・マザーグースファンタジー(東逸子銅版画・矢川澄子訳/すばる書房/昭和52年)
・すみれ強迫(草間弥生/作品社/平成8年初版・帯)
・陽子(荒木経惟/平凡社/平成10年6刷/荒木経惟写真全集3/解説岡崎京子)
・愛情生活(荒木陽子/作品社)
・フローラ逍遥(澁澤龍彦/平凡社)
・ヨーロッパ随筆(森田たま/寶文館/昭30初版/函なし表紙イタミ)
・女子口語新書簡文(佐伯常磨/日本書院/大正15年再版)
・THE GIRL'S STANDARD READERS(三省堂/大正14年/書込み)
・BUTTON BOOK(ヤケしみ・ママの書き込み)
・青春詩歌集(婦人公論四月号付録/昭和14年/ヤケしみ)
・女生徒(太宰治/文芸社/昭和50年20刷)
・女は自由である(石垣綾子/文芸春秋社/昭和30年8刷/題字・佐野繁次郎)
・新しい時代の女性の作法(昭和30年/主婦の友新年号附録)
・元禄小袖からミニスカートまで (戸板康二/サンケイ新聞社/昭和47年29刷)
・昔のきものに教えられたこと(石川あき/平成17年初版)
・幸田文の箪笥の引き出し(青木玉/新潮社/平7年7刷)
・図解きもの読本・染めと織(本吉春三郎/婦人画報社/昭和54年6刷)
・広告図像の伝説(荒俣宏/平凡社/平成1年初版)
・現代のインテリア(集英社/昭和41年初版)
・現代豆腐百珍(辻留/婦人画報社/昭和37年初版/題字・佐野繁次郎)
・ことばの食卓(武田百合子/ちくま文庫/平成18年初版)
・向日邦子の手料理(監修・製作/向田和子/講談社/平成3年10刷)
・あまカラ174号(甘辛社/昭和41年2月)
・あまカラ182号(甘辛社/昭和41年10月)
・あまカラ183号(甘辛社/昭和41年11月)
・あまカラ184号(甘辛社/昭和41年12月)
・太陽/大正時代(平凡社/第12巻5号)
・太陽/昭和時代(平凡社/第13巻7号)
・太陽/宇野千代(平凡社/第35巻1号)
・太陽/妖怪現る(平凡社/第35巻1号) 等々

その夜、家族が「新しい本棚買っていいよ」とぽそっと言った。
何処ぞやから持ち帰えり、日に日に増える一方の本たちを
狭い部屋が更に狭くなるからと本当のところあまり良い顔をしていなかった人が…。
びっくり。南陀楼賞の威力はすごいのでありました。
多謝!!

(金曜日店長/石ころ)
posted by 元我堂 at 06:06 | 東京 ???? | コメント(0) | トラックバック(0) | ■お知らせ